水泳、金メダルなら3千万円 JOC報奨金

大阪府市の事業統合や民営化を協議する府市統合本部は19日、12事業の見直し方針をまとめた. 地下鉄やバス、港湾など6事業で民営化や事業の一元化が固まる一方、水道や公立大などは関係団体との調整が進まないなどの理由から結論が持ち越された. 府市統合本部は昨年12月、松井一郎府知事と橋下徹大阪市長が2015年の大阪都発足をめざし、府市が似たような事業を進める二重行政の解消や財政負担の削減を先行実施するために設置. 府市幹部や有識者の特別顧問らによる専門チームが12事業を中心に見直し作業を進めてきた. 今回、地下鉄と市バス、一般廃棄物(家庭ごみ)の3事業は民営化方針が決定. 黒字経営の地下鉄は施設と運営組織を「上下一体」で民営化し、赤字のバスは地下鉄と分離して採算性の高い路線を民間に事業譲渡する. 一般廃棄物の収集運搬事業は現業職員の非公務員化をめざし、受け皿組織を14年度に設立. その後、5~10年で民営化を図るとした. 3事業の民営化で、市の財政支出を約200億円削減できるとした. 日本水泳連盟は9日、7月開幕のロンドン五輪で、金メダル1個につき3千万円が協賛社のGMOクリック証券から金メダリストに贈られると発表した. 五輪メダルの報奨金としては異例の高額. 銀は300万円、銅は100万円. 同社は「大きな期待と選手のモチベーションを上げるため、金メダルだけ特別扱いした」としている. 連合傘下の電機連合の有野正治委員長は9日の定期大会で、小沢一郎民主党元代表について「小沢氏の行動は理解できない. 消費増税反対と再稼働反対を掲げ、大衆迎合主義では国の未来はない」と批判した. そのうえで「今後の支援は一線を画す」と述べ、新党を支援する可能性を否定した. 大会に出席した輿石東幹事長も「今回の離党騒ぎは、まさに国民を裏切り、組合の皆さんをも裏切ってしまった. おわびの言葉もない」と陳謝した.