ベイブレードと格闘ゲームが融合!? 新感

誰にも感情移入できない嘘つきの大人たちに、11歳の娘テルメーが不憫でならない. 第61回ベルリン国際映画祭金熊賞や第84回アカデミー外国語映画賞など世界の映画賞を総なめにしてきたアスガー・ファルハディ監督の最新作は、前作 『彼女が消えた浜辺』 以上に人間の負の部分をリアルに描いた会話劇の秀作でした. 外国への移住を望む妻シミン、アルツハイマー病の父親を心配する夫ナデル、妊婦なのにナデルの家で介護の仕事に就くラジエー、無職で激高型のホッジャト. まず普通の映画ならこの4人の誰かに少しくらいは感情移入できそうなものなんですけど、この映画に限っては全くもって誰にも感情移入できないこと. シミンはイランが娘の勉学にとっていい環境でない理由をまともに語れないうえに病気の義父に対する配慮もなし. ナデルは冷静さと良き父を装いながらも保身重視の嘘ばかり. ラジエ-は嘘に嘘を重ねるも最後の最後でイスラムの教えにビビる. そしてホッジャトはまるで金目当ての輩のよう. 4人が4人、別に誰が悪いとかではないのですが、全員子供や家族のために争っているはずなのに、その無様な姿は子供にはあまり見せられない情けない大人の姿ばかりなんですよね. しかも判事や証人として呼ばれたギャーライ先生など登場人物全員をこの嘘の絡め合いに巧く参加させながら、自分の考えを持ち始める年齢でもある11歳の娘テルメーを徐々に際立たせていく脚本の素晴らしさに加え、決してテルメー視線でこの映画を見せることなく、観客をまるで第三者の大人としてこの小競り合いを見せる巧さが、ラストシーンをより虚しく見せてくれること. 特にシミンとナデルの離婚協議でテルメーがどちらの親を選ぶかと判事に聞かれるくだり. 涙を流しながら「もう決めている」と言った11歳の少女がどちらの親を選んだかはこの映画では描かれていませんでしたが、私はあの「もう決めている」という言葉自体がテルメーがついた精一杯の嘘だと思うのですよね. 両親には離婚してほしくない. でも離婚はもう回避できない. 父親か母親のどちらか一方を選ぶなんてできないけれど、これ以上両親の争う姿なんて見たくない. そんな思いを抱いた娘の回答を待つため部屋を出たシミンとナデル. 半分開いた扉を挟み会話もなくたたずむ2人がいる廊下の向こうで子供の泣き声と共に聞こえる別夫婦の離婚協議らしき怒号. シミンとナデルがその怒号と泣き声を我が身に置き換えて聞くことができれば、目の前の半分開いた扉を多くの人が自由に行き交う様子を流さずに見ることができれば、きっと自分達の現状を思い知り、そして娘の気持ちに気付くことができたはず. なのに11歳の少女にこんな嘘をつかせるなんて…. この先、私が親になる人生を歩むことがあれば、決してこんな親にだけはなるまいと思いましたよ. シミンがナデルの元に戻っていれば、ナデルがラジエーの妊娠を知っていたことを始めから証言していれば、ラジエーが無責任に嘘に嘘を重ねることがなければ、ホッジャトが他人を見下す言動を繰り返さなければ…. 日本や欧米でこの手の話を映画化するよりも、チャドルで身を覆った女性が「コーランに誓う」というイスラム社会独特の宗教観で絵的に「嘘をつく無様さ」をより強烈に見せてくれたアスガー・ファルハディ監督. 同じくアカデミー外国語映画賞を受賞したボスニア・ヘルツェコヴィナ映画『ノー・マンズ・ランド』ほどではありませんでしたが、何とも言えない救いのなさが心にずしりと残る映画でした. 深夜らじお@の映画館 は喧嘩ばかりする夫婦を見たらこの映画を見るように勧めたいと思います. ※お知らせとお願い ■ 【元町映画館】 に行こう. 現在発売中のPSPRPGシャイニング・ハーツ』を彩るキャラクターたちに焦点を当てた企画、"しまパン便"の第7弾をお届けする. 『シャイニング・ハーツ』は、"ココロ"をテーマにしたスローライフRPG. 平和な島・ウィンダリア島に流れ着いた主人公リックが、魔法のパン屋で働きながら島の住人たちと"ココロの交流"をする物語だ. その中でリックは感情を失った少女カグヤと出会い、彼女の感情を取り戻すためにパートナーの少女と奮闘することになる. " しまパン便 "では、本作に登場する個性的なキャラクターたちを、プロデューサー・澤田剛さんとキャラクターデザイン担当・Tonyさんのコメントを交えて紹介していく. 第7回のキャラクターは、海賊騎士団アークバッカニアを率いる船長のディラン・ローエン. "双剣のディラン"と呼ばれ、海賊たちの間でも一目置かれる存在だ. 体力と攻撃力が高い前列向きの戦士で、バトルでは銃を武器に敵を蹴散らしていく. ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ディラン・ローエン 「野郎ども、いくぜぇっ! 海を荒らすヤツはこの俺が許さねえ! 」 CV 中井 和哉 種族 人間 年齢 32歳 性別 男性 身長 195cm クラス 双剣士 武器 双剣&銃 必殺技 剣&銃のコンボ技 魔法 初歩的な魔法が少し使える程度 スキル ルーレット銃を使った技など 戦闘タイプ 高いHPと攻撃力を誇る近接戦闘タイプ. 敵の注意を自分にひきつけるスキルで、仲間を守る. Dylan's Story ●義理と人情を求めて生きる海の男. ピリッと刺激的な冒険をキミと. 敵か味方か――謎の存在として主人公たちの前に現れる海賊. 海賊たちの間でも一目おかれる存在だ. ある事件をきっかけに、主人公たちとともに敵の海賊と戦ってくれるようになる. ディランと協力して、島の周辺の海を荒らす敵の海賊たちと戦おう. ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 澤田プロデューサーのコメント ディランは海賊騎士団アークバッカニアを率いる船長. 最初は敵か味方かわからない人物として登場しますが、いつしか主人公たちにとって頼れる兄貴分になっていく、そんなキャラクターです. とにかくカッコイイ大人の海賊を登場させるというシンプルなコンセプトでした. 数々の修羅場をくぐってきたワイルドな海の男という雰囲気で、一目で海賊とわかるようなイメージを強く出したかったのがありますね. 今回の世界観を表現するの特徴の1つに"海賊"を掲げているので、ディランのデザインは非常に重要でした. 「男性ファンにも女性ファンにも人気が出るようにしてほしい」という私からのワガママなリクエストを、Tonyさんが見事に具現化してくれました. 声を担当していただいた中井和哉さんの渋めのボイスもぴったりハマって、貫禄十分の魅力的な海賊キャラに仕上がったと思います. バトル時など表面上はちょっと不真面目で余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)な雰囲気ですが、本質的には熱血漢なディランのいい男っぷりをバッチリ演じていただけたのが最高ですね. 命中すればこのゲーム中で最高の攻撃力を誇る必殺技"ルーレットガン"も、酔狂な彼の生き方を表現するために私が考えた技です. 皆さんも"そうら、運試しだ! "を愛用してくれるとうれしいですね. Tonyさんのコメント ディランはちょっと危険な雰囲気を漂わせた海賊船長のイメージ. 仕事のデザインでヒゲのカッコイイ大人キャラを描くのは初めてだったので燃えました. キャプテンシルバーを僕なりに表現したらこうなるみたいな、理想的な海賊の姿を描いてみた感じです. なかなかカッコイイ感じに仕上がったと思います.

ハドソンは、DS用ソフト『メタルファイト ベイブレード 頂上決戦! ビッグバン・ブレーダーズ』を明日12月2日に発売する. 価格は5,229円(税込). 本作は、ベイブレード格闘ゲームが融合した史上初の格闘ベイバトルゲーム. アタック、ガード、ジャンプ、投げといった基本操作はもちろん、フェイス技や必殺転技なども簡単なボタン操作で繰り出せる. モードは3人のキャラクターを選んでベイバトルを繰り広げる"アーケードモード"や、カスタマイズしたベイでバトルに挑む"バトルモード"などを搭載. アーケードモードはクリアするごとに使用できるキャラクターが増えるようになっており、プレイ可能キャラクターは30人以上! また、バトルモードには多彩な遊び方が用意されており、友だちとの"通信対戦"、与えられた問題をクリアしていく"ミッション"、すべてのキャラクターに勝ち抜いていく"サバイバル"などがプレイできる. →ゲーム画像を見たい人はソフトカタログをチェック.