ノンアルコールで黒ビール気分 サッポロが

国民新党は5日、党本部で連立維持派6人が会合を開き、消費増税法案の閣議決定に反対して連立離脱を表明した亀井静香代表、亀井亜紀子政調会長を解任し、新代表に自見庄三郎金融相、政調会長浜田和幸外務政務官を充てることを決めた. 静香氏と亜紀子氏は会合を欠席した. 下地幹郎幹事長は会合後、国会内で民主党輿石東幹事長らと会談し、連立政権を維持することを再確認した. 自見氏らは近く総務省に代表変更を届け出るとしているが、党規約には代表を解任する直接的な規定はない. 静香氏は5日、朝日新聞の取材に「これはクーデターだ. 私が代表であることに変わりはない」と反発しており、今後も混乱が続きそうだ. 会合後に記者会見した下地氏は「(党是の)郵政改革法案も危うくなる中で、ほかの党からも猛烈な批判があり、連立を維持するための根拠をつくらなければならなかった」と述べた. サッポロビールは5月23日、黒ビール風味のノンアルコール飲料「プレミアムアルコールフリー ブラック」を全国で発売する. 「黒ビール」のようなコクにこだわった. 350ml缶で想定小売価格は税込み140円前後. 昨年数量限定で販売した「麦とホップ 黒」も28日から正式に発売予定で、寺坂史明社長は「黒の世界でこれからも提案を続ける」と話す. 大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が昨年10月に自殺した問題で、滋賀県警はこの夏休み、同級生ら約300人から事情を聴いた. 同級生によるいじめの実態を調べるためだが、心の葛藤からか、聴取中に涙する子が多かったという. 心理的負担に配慮しながら聴取したものの、いじめ問題が生徒の心に与えた影響の大きさと、心のケアが今後の課題になりそうだ. ■「見て見ぬふり」苦しむ子 県警は7月26日から生徒の事情聴取を開始. 自殺後のアンケートでいじめ行為を目撃したと答えた生徒を中心に、8月末までにほぼ聞き取りを終えた. 携わった捜査員の一人は、「話すうちに、自責の念から泣き出す生徒が多かった」と打ち明ける. 「いじめに気づくことができず、自殺を止めることができなかった」「見て見ぬふりをしていた」... . 我が子の苦しみを目の当たりにして、同席する母親が涙ぐむこともあった. 落ち着いて話せるよう、後日あらためて訪問し直したケースもあったという.