武田薬品、ドル建て社債2400億円 国内

武田薬品工業は10日、スイス製薬大手ナイコメッドの買収資金の返済のために発行する米ドル建て普通社債(私募債)について、総額が30億ドル(約2400億円)に決まったと発表した. 17日付で発行する. 武田によると国内企業が一度に発行するドル建て社債としては過去最高額という. 内訳は3年債(利率1.031%)と5年債(同1.625%)が15億ドルずつ. 武田は昨年、ナイコメッドを約1兆1千億円で買収. その資金のうち、5700億円を短期借入金でまかない、その後、長期借入金や円建て普通社債などへの振り替えを進めてきた. 今回のドル建て社債の発行で、短期借入金の返済はほぼ終わるという. ブータンの東部で昨年8月、日本蝶類(ちょうるい)学会の調査隊によって78年ぶりに確認された幻の大蝶、ブータンシボリアゲハの標本が17日から、東京・本郷の東京大総合研究博物館本館1階で初めて一般公開される. 「ヒマラヤの貴婦人」と呼ばれる大蝶の標本のほか、同じ仲間のシボリアゲハ、シナシボリアゲハ、ウンナンシボリアゲハの標本も展示. ブータンワンチュク国王から寄せられたメッセージカードも飾る. 24日まで. 開館は午前10時~午後5時. 無料. 問い合わせはハローダイヤル(03・5777・8600)へ. 調査隊員の勤め先である博物館と進化生物学研究所に昨年11月、来日したワンチュク国王からブータンシボリアゲハの雄の標本が1匹ずつ贈られた. 進化研とゆかりの深い東京都世田谷区・東京農業大の「食と農」の博物館(03・5477・4033)でも17日から3月11日まで展示される. こちらは28日と月曜休館.