各地で真夏日 群馬・館林で33.8度

4日の日本列島は各地で気温が上昇し、全国の221地点で30度以上の「真夏日」となった. 特に梅雨前線の影響が弱まった北日本と東日本で、平年より4度以上高い所が相次いだ. 5日は九州に大雨を降らせた梅雨前線の中心が中国、近畿地方に移り、西日本を中心に天気が崩れる見込みという. 気象庁によると、群馬県館林市33.8度▽岩手県奥州市福島市33.2度▽茨城県大子町33.0度――を記録. 東京都心は29.0度だった. スピードスケートの世界距離別選手権は25日、オランダ・ヘーレンフェインで最終日があり、日本は同大会が1996年に始まって以来初めてメダルなしに終わった. 女子500メートルは辻麻希(十六銀行)が2本合計で1分17秒11で10位だった. 住吉都(堀技研工業)は12位、小平奈緒(相沢病院)は18位. 男子500メートルは加藤条治(日本電産サンキョー)が1分10秒00で4位. 及川佑(大和ハウス)が10位、長島圭一郎(日本電産サンキョー)が18位. 女子団体追い抜きは日本は7位に終わった. 24日の第3日は男子1万メートルで平子裕基(開西病院)が13分31秒99で11位. 女子5000メートルは菊池彩花(富士急)が7分17秒18で10位、穂積雅子(ダイチ)が7分17秒75で11位、石沢志穂(トランシス)が7分20秒15で12位だった. (後藤太輔). いやぁ、ジャンボジェット、作っちゃったんですよ」. 東京湾に旅客機が海上着水するという、スケールの大きなシーン. 海上保安官の活躍を描いた映画、海猿シリーズの最新作「BRAVE HEARTS 海猿」で美術を担当した清水剛さん(51)は、ちゃめっ気たっぷりに自慢する. 「僕らの世界で『盗む』っていうんです. 映画に合わせて実際のスケールなどを工夫すること. 今回は、あえてそれをしませんでした」. 1分の1のセットへのこだわり、それは誰もが知っているジャンボジェットでは、本物を再現することが、何より大事だと思ったからだ. 飛行機を作る. 映画のセットであっても、そのハードルはとてつもなく高かった. 「テロ対策などで、設計図なんかは、全く出てこないんです」. 専門雑誌の写真を集め、元パイロットの話も聞いた. 資料は本が何冊も出せるほど集めた. でも、まだ足りない. 「乗りました. 乗って測りまくりました. 他の方の迷惑にならない、ギリギリのところでね」. 行き先は韓国. 測るためだけに飛んだ. 3人で2往復、それでも足りず、1人はさらに1往復. UGGアグ スリッポン ブーツ 2014 「安くないですよ、国際便ですし. そこを何とか、プロデューサーに頼み込みました」 成果は至るところで結実した. 通路の幅や天井の高さ. 特に乗客が安全姿勢をとるシーン、前の席との距離感は、乗って測ったからこそ再現できたという. 「ミリ単位で測ってますから. 日本映画で、航空機をセットで再現したものの中では、一番精巧にできているんじゃないのかな」 こだわりは、救難シーン以外でも現れている. 主人公の仙崎大輔(伊藤英明)が、家族と温かな時間を過ごす自宅. 大輔の妻・環菜(加藤あい)はデザイナーという設定. 部屋の随所に、環菜手作りのぬいぐるみが置かれている. 「自分も物作りの端くれですから. 自分で作ったものを身近に置いておきたいという気持ちがあるんですよね」. 画面からはわかりにくいが、家でも仕事をしているイメージを持たせるため、環菜の机は日が一番当たる所に置いてある. 「そういうところはおざなりにしません. きちっと描かれないと、単なるアクションものに終わってしまうから」 大作である海猿シリーズだが、予算と時間の壁はある. それを乗り切るのが「パンツ理論」だという. 「学生の時、パンツを洗濯せずに何度も履いたでしょ. それと同じで、一つのセットを何度も使い回すんです」. 機体が壊れるシーン、事故前のシーン、いちいちセットを作っていては予算がいくらあっても足りない. 「羽住英一郎監督と話していて『前と後ろ、それを裏返して、4回はできるよな』なんて言われると、こっちは『もう1回気にせず履いて5回はいけます』なんて答えてね」. 実際、ジャンボジェットのシーンには「パンツ理論」の実践例がたくさんあるらしいが、見分けるのは難しい. 「毎回なんですけど、監督から前作を超えろという課題を与えられるんです. そんなこと言われたら、何か一つ、今まで誰もやったことないもの、やってやろって. 集まった仲間と、作戦会議を楽しみながら作りました」 (奥山晶二郎).