asahi.com(朝日新聞社): 「ヨ

大阪市営地下鉄四ツ橋駅の壁に3月、不思議なデザインが出現した. その種類は四つ. 有名なナスカの地上絵のようにも見えるが、いったい何の模様? ヒントは駅名――. 答えは、約40年前まで実際にあった四つの橋の名称だ. 首をかしげて、その一つをよーく見ると「よしのやばし」という文字が浮かぶ. 改装工事の設計を担当した市交通局の職員がデザインしたが、難読ゆえか、今のところ反響はゼロ. 利用者と地下鉄の橋渡し役には、あと一歩か.

鹿児島県奄美大島龍郷町秋名で8日、来年の豊作を祈るアラセツ(新節)行事「ショチョガマ」と「平瀬(ひらせ)マンカイ」があった. 奄美琉球王朝支配下にあった約400年前から伝わる国指定重要無形民俗文化財. 午前5時ごろ、山の中腹に稲わらで造った高さ約3メートルのショチョガマ(片屋根)に男衆が集まり始めた. チヂン太鼓を打って方言で稲霊を招く歌を歌い、尾根から朝日が昇ると「ヨラ、メラ」のかけ声に合わせて豊作になるという南方向に揺さぶり倒した. その後、輪になって指笛を吹いて踊り、喜びを表した. 満潮に近い午後4時すぎには、近くの海で平瀬マンカイが始まった. そそり立つ岩に5人のノロ(女性司祭)、向かい合う岩に7人の宮司らが登り、歌を掛け合って踊りながら海のかなたにいる神を招き、祈りを捧げた. (伊藤宏樹).