NHK会長の慰安婦発言、官房長官は問題視

菅直人元首相 従来、原発反対を声高に叫ぶ人は「変わり種」というレッテルを張られ、学界、政界、マスコミなどの主流から外されてきた. 今も山本太郎氏がドラマ番組から干されている. こうした社会的雰囲気を意図的に作ってきたのが原子力ムラだ. 若い政治家にとって、「変わり種」というレッテルを張られ、主流から外されることは避けたいという気持ちが働くのは、私自身の経験からもよくわかる. 小泉純一郎氏は自民党内で「変わり種」と言われ続けながら、総理になった珍しい存在だ. ぜひ小泉氏には、自民党の中に「変わり種」と呼ばれようとも、国民の常識に沿って「原発ゼロ」を主張する議員を増やしてほしい. 私は私の立場で、草の根からの原発ゼロの声を国政に反映させる道を拡大するため努力していきたい. (自身のブログで). NHK籾井勝人(もみいかつと)会長が慰安婦について「戦争をしているどこの国にもあった」などと発言したことをめぐり、菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、「個人として発言したものと承知している. 籾井会長には社会的使命を担う公共放送のトップとして放送法に基づいて職務を遂行してくれることを期待する」と述べ、問題視しない考えを示した. NHK籾井新会長「従軍慰安婦、どこの国にもあった」 菅氏はまた、安倍政権の慰安婦問題へのスタンスについて「安倍晋三首相は慰安婦問題について『筆舌に尽くしがたいつらい思いをされた方々のことを思い、非常に心を痛めている. この点は歴代の総理と変わらない. この問題を政治問題、外交問題にすることはない』とたびたび申し上げている」と説明した.