地球防衛軍3 PORTABLE』の2nd

見よEDF隊員たちの勇姿を! D3パブリッシャーが2012年9月27日に発売予定のPlayStation Vita用ソフト『 地球防衛軍3 PORTABLE 』の新PVが公開された. 今回のPVでは、最初のPVよりもゲームプレイ映像がぐぐーんとボリュームアップ. 本作で参戦するペイルウイングの戦闘の様子も豊富に収録されているぞ. 協力プレイでは、搭乗兵器に乗ったプレイヤーと連携攻撃するのもいいだろう. 本作では、『 地球防衛軍3 』に収録された全53ミッションにくわえ、本作だけの新しいミッションも追加. 武器も同様だ. 150種類以上ある武器は最大4人でプレイ可能な協力プレイでも使用可能. 戦車やヘリ、バイク、そして新兵器ベガルタなどの戦闘兵器も併用し、昆虫型の巨大生物からロボット、超巨大生物にいたるまで、圧倒的な戦力でやってくる敵"フォーリナー"を撃退しよう. オーラを操る"Aiden"とは何者か? Quantic Dreamのディレクター、デビッド・ケージ氏 ソニー・コンピュータエンタテインメントから海外向けに発売予定(日本発売は未定)のプレイステーション3用ソフト『 BEYOND: Two Souls 』. 本作は、『 HEAVY RAIN 心の軋むとき 』を手掛けたフランスの開発会社、Quantic Dreamの最新作. 先日開催されたソニープレスカンファレンス時は、詳細はおろかジャンルすら明らかにされなかったが、E3期間中にメディア向けに実施されたプレゼンテーションにて、ゲーム概要が判明. さっそくお届けしよう. プレゼンテーションでは、公開されているものよりも詳細な動画を公開. 要所で、開発元のQuantic Dreamのディレクター、デビッド・ケージ氏が説明を加える形で進行した. まず、気になるゲーム性についてだが、本作は『 HEAVY RAIN 心の軋むとき 』と同様のアドベンチャーゲームとなる. ゲームプレイ中、随所にQTEが挟み込まれるシステムも健在. 日常の些細な動作に対するQTEから、敵と対峙した際の連続QTEまで、前作同様にふんだんに散りばめられていると考えていいだろう. また、主人公の行動内容・結果によってストーリーが分岐していく点と、多数のエンディングが用意されている点も同様とのこと. ここまで、『 HEAVY RAIN 心の軋むとき 』をプレイ済みのユーザーなら、なるほどと理解できるだろう. ※QTE: Quick Time Event(クイック・タイム・イベント)の略. イベントシーンにおいて、画面に表示される指示(アイコン)にあわせて一定時間内にコマンドを入力するゲームシステム. コマンド入力の成否により、プレイヤーキャラクターがアクションをくり出したり、ストーリー展開が変化したりする. もちろん、本作独自のシステムも搭載. 主人公の設定に深く紐付くのため、ここからは設定と合わせて解説していく. まず、本作主人公は既報の通りジョディ・フォームズという女性. 年齢は23歳. ゲームでは、彼女の8歳から23歳までの15年間を、どのように生きてきたかが描かれる. ただし、時系列に沿って物語が進行するわけではなく、展開に応じて、語られる年代は変化するとのことだ. 主人公のジョディ・フォームズの特徴は、スピリッツやゴーストの存在が感じられるほどに霊感が強く、さらに特異な能力まで所持していること. そのためか、彼女は警察やS.W.A.Tから追われる存在となっている. ゲームは通常、ジョディ視点で進行するのだが、状況に応じて、"ジョディと強い結びつきのある、目には見えない霊的存在"の"Aiden"を操作する場面に自動で切り替わる. これが大きな特徴で、Aiden操作時には、人物や物体のオーラが目で見えるようになる. オーラの色は人や物体によって異なり、その種類によって、Aidenが発揮できる能力も変化. 赤いオーラなら、オーラを操作してその人物の首を絞め殺すことが容易にできる. また、オレンジ色のオーラなら、その人物に憑依して、意のままに操ることが可能になる. たとえば、ジョディのピンチの場面でAiden視点に切り替わり、近くにオレンジ色のオーラの人物がいた場合. プレイヤーの行動次第ではあるが、その人物に憑依してクルマに乗り込み、急発進させて道を塞ぎ、その隙にジョディを逃亡させる... といったことが可能になるのだ. なお、ジョディはAidenを完全に理解してはいないが、その存在や活用法はわかっているとのこと. ふたり(? )は運命共同体のように、行動をともにしているのかもしれない. ちなみに、ソニープレスカンファレンスで公開されている動画で、ジョディの目の前にあるコーヒーカップが唐突に浮き上がり、壁にぶつかって割れるというシーンがあったが、あれもAidenの仕業と考えると納得がいく. 特定の場面に限って登場するAidenの存在と、オーラを利用したシステムは、まさに本作独自のもの. 『 HEAVY RAIN 心の軋むとき 』では、4人の主人公の物語が複雑にクロスオーバーしていったが、本作で語られるのはジョディ・フォームズの15年間の物語. そこにスピリチュアルな存在のAidenが深く絡み、ゲームは進んでいくのだ. なお、プレゼンテーションで公開された動画では、夜行列車に乗り込んでいるジョディが警察に見つかり、列車の屋根から森へ、森から小さな町へと逃亡する様が描かれていた. その合間合間に、QTEやAiden視点への切り替わりが挟み込まれ、なんとなくではあるが、ゲームの概要が理解できるものになっていた. 印象的だったのは、『 HEAVY RAIN 心の軋むとき 』よりもグラフィックのクオリティーが上がり、よりリアルな質感で描写されていることと、人物の動作が滑らかになっていること. そのレベルは極めて高く、"生っぽさ"を意識した仕上がりになりそうだ. というわけでこの『 BEYOND: Two Souls 』だが、期待度は十二分. 『 HEAVY RAIN 心の軋むとき 』という完成度の高いひな形がありながら、あのとき以上にゲームファンを驚かせてくれそうな予感がする. 現時点で日本発売は未定だが、まさか、発売されないことはないだろう. 間違いなく、期待すべき1本だ.