第69回ゴールデン・グローブ賞ノミネート

アカデミー賞の行方を占う最大の前哨戦とも言われる第69回ゴールデングローブ賞のノミネートが発表されました. 【作品賞ドラマ部門】 『ファミリー・ツリー』 『戦火の馬』 『ヒューゴの不思議な発明』 『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』 『マネーボール』 『スーパー・チューズデー~正義を売った日』 【作品賞ミュージカル・コメディ部門】 『50/50 フィフティ・フィフティ』 『アーティスト』 『ミッドナイト・イン・パリ』 『マリリン7日間の恋』 【監督賞】 ウディ・アレンミッドナイト・イン・パリジョージ・クルーニー『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』 ミシェル・アザナヴィシウス『アーティスト』 アレクサンダー・ペインファミリー・ツリーマーティン・スコセッシヒューゴの不思議な発明』 【主演男優賞ドラマ部門】 ブラッド・ピットマネーボールジョージ・クルーニーファミリー・ツリーライアン・ゴズリング『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』 マイケル・ファスベンダー『SHAME-シェイム-』 レオナルド・ディカプリオJ・エドガー』 【主演女優賞ドラマ部門】 グレン・グローズ『アルバート・ノッブスヴィオラ・デイヴィス『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』 ルーニー・マーラドラゴン・タトゥーの女メリル・ストリープマーガレット・サッチャー鉄の女の涙』 ティルダ・スウィントン少年は残酷な弓を射る』 【主演男優賞ミュージカル部門】 ジャン・デュジャルダン『アーティスト』 ブレンダン・グリーソン『ザ・ガード』 ジョセフ・ゴードン=レヴィット 『50/50 フィフティ・フィフティライアン・ゴズリングラブ・アゲインオーウェン・ウィルソンミッドナイト・イン・パリ』 【主演女優賞ミュージカル部門】 ジョディ・フォスターおとなのけんかシャーリーズ・セロンヤング≒アダルトクリステン・ウィグブライズメイズミシェル・ウィリアムズ『マリリン7日間の恋』 ケイト・ウィンスレットおとなのけんか』 【助演男優賞ジョナ・ヒルマネーボールケネス・ブラナー『マリリン7日間の恋』 アルバート・ブルックス『ドライヴ』 クリストファー・プラマー人生はビギナーズヴィゴ・モーテンセン『ア・デンジャラス・メソッド』 【助演女優賞ベレニス・ベジョ『アーティスト』 ジェシカ・チャスティン『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』 オクタヴィア・スペンサー『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』 ジャネット・マクティアアルバート・ノッブスシェイリーン・ウッドリー『ファイリー・ツリー』 【脚本賞】 『マネーボール』 『アーティスト』 『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』 『ミッドナイト・イン・パリ』 『ファミリー・ツリー』 【作曲賞】 『アーティスト』 『戦火の馬』 『ドラゴン・タトゥーの女』 『ヒューゴの不思議な発明』 『W.E.』 【主題歌賞】 『アルバート・ノッブス』 『W.E.』 『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』 『マシンガン・プリーチャー』 『ノメオ・アンド・ジュリエット』 【アニメ作品賞】 『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』 『長ぐつをはいたネコ』 『カーズ2』 『ランゴ』 『アーサー・クリスマスの冒険』 【外国語映画賞】 『ザ・フラワーズ・オブ・ウォー』(中国) 『別離』(イラン) 『少年と自転車』(ベルギー) 『イン・ザ・ランド・オブ・ブラッド・アンド・ハニー』(アメリカ) 『ザ・スキン・アイ・リブ・イン』(スペイン) まず大注目は当初はノミネートすら危ぶまれていた無声映画『アーティスト』の最多ノミネートという快挙. これは本命のアカデミー賞にも大きく影響してくるのではないでしょうか. また新たな快作が現れそうな予感がします. ただ今回のノミネートを見ていると、助演女優賞以外はほぼ常連俳優のノミネートが目立つ目立つ. また監督賞もベテラン2人vs.中堅2人vs.新星と見所があるのかないのか微妙なところ. しかし社会派映画を撮らせれば渋いジョージ・クルーニー監督の『スーパー・チューズデー~正義を売った日』や実力派のアレクサンダー・ペイン監督の『ファミリー・ツリー』といったタイトルを見ると、これらの作品は凄く楽しみですね. てな訳で第69回ゴールデン・グローブ賞の注目は無声映画『アーティスト』の行方のみ. この作品がどの賞を抑えるのか. それだけが楽しみです. 深夜らじお@の映画館 は密かにメリル・ストリープの3度目のオスカー受賞を期待しています. ※お知らせとお願い ■ 【元町映画館】 に行こう. 先週 クラウドビジネス についてお話しました. そのクラウドサービスでデータを保存するためのストレージデバイスとして 大量に使われてるのが ハードディスクドライブ(HDD) です. 2011年に入ってからこのハードディスクの市場で大きな変革が連続で起こっております. まずは3月 ■日立製作所、HDD事業のHGSTを米Western Digitalに売却 日立製作所は3月7日、米Western Digitalにハードディスクドライブ事業を売却譲渡することで合意に達し、正式契約を締結したと発表した. 売却金額は現金と株式あわせた総額で約 43億ドル相当 . 米Western Digitalは、日立製作所の100%子会社で、ハードディスクドライブ事業を担っている日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)を、現金35億ドルと自社株2,500万株(7億5,000万ドル相当)で買収. HGSTは米Western Digitalの100%子会社となる. 引用: マイコミジャーナル そして今月 ■HDDは2強時代へ、Seagate Technologyがサムスン電子のHDD事業を買収 (4/20) HDD(ハードディスク)の製造を手掛けるSeagate Technologyは2011年4月19日、Samsung ElectronicsのHDD事業を13億7500万米ドルで買収することを発表した 買収の条件の下、Samsung Electronicsは、同社製の NAND型フラッシュメモリSeagate TechnologyのSSD(Solid State Drive)向けに供給する予定だ. Seagate Technologyは、HDDをSamsung ElectronicsのデスクトップPCやノートPC、家電向けに供給する. 両社は今回の買収合意と同時に、両 社間で既に締結しているクロスライセンス契約を延長・強化することでも合意した . 今回、Seagate TechnologyがSamsung Electronicsとの戦略的な提携を結ぶことは、Seagate TechnologyがTDKの傘下にあるSAE Magneticsとの関係強化を期待していることを意味する. さらに今回の買収により、Seagate Technologyは、中国や東南アジアの顧客を獲得するとみられる. 引用: EE Times Japan この2つの買収劇が何を表すのかが次の" ハードディスクメーカの販売シェア "のグラフでよくわかります. 引用: WSJ WenstanDigitalがHitachiを買収して合計 48.6% SeagateがSamusungを買収して合計 39.3% つい最近まであった 5社 が世界でわずか 3社 だけになり、日本のハードディスクメーカーが 東芝 のみになります. 驚きなのは20年前の 1990年代には41社もメーカーがあった ようです. しかし今ではわずか1/10以下の 3社 . 引用: DiamondOnline そして東芝のシェアは高々 10%程度 で残りの 90%程度 を アメリカの ウェスタンデジタル社とシーゲート社の2強が分け合う形 となります. この変革の面白いところは、ハードディクスにとって変わるのではないかと 一時期騒がれていた SSD(フラッシュメモリドライブ) が一気に市場に広がる可能性が が高まるのではないかと感じる点です. こちらが話に上がったHDDに取って代わる可能性があるSSD(フラッシュメモリドライブ) と言うものです. 引用: パソ兄さん 今回の シーゲートのサムスンHDD事業買収 で、 ・ SSDに必要不可欠な部品 ( NANDフラッシュメモリ )を製造しているサムスンを手にした事 ・もともと自社でもっている圧倒的販売力 の二つを手に入れたので SSDの性能的な 信頼性 と 大容量化 でハードディスクにどんどん近づけば "SSDシェアを一気に増やして他社を畳み掛けにいくのでは" と私は感じました. シーゲートとシェアでほぼ互角にあるウエスタンデジタル. はたしてどちらが勝つのでしょうか. 経済も生物と同じ様に 弱肉強食 であることをつくづく感じます. シェアの少ない 東芝 は果たしてどうするのでしょうか. . . (加えて東芝福島原発の問題 もありますし. ファミリーフィッシング』が電撃文庫『僕と . . ) ありがとうございます.