世界遺産の都市で戦闘激化 シリア第2の都

内戦が続くシリアでは、トルコ国境に近い第2の都市アレッポで市街戦が激化している. ロイター通信は24日、反体制派の情報として、数千人のシリア軍部隊と装甲車両がアレッポに向かっている、と伝えた. シリア北西部のアレッポは、人口約200万人の世界遺産の都市. 反政府デモが始まった昨年3月以降も比較的平穏だったが、20日ごろから政権を揺さぶるように戦闘が始まった. アレッポから北に約50キロ. 交通の要所であるトルコ南部キリスには、シリアとの国境線沿いに約1万5千人のシリア人が暮らす難民キャンプがある. 子どもたちが24日、「アサド(大統領)は終わりだ. 我々の勝ちだ」と叫びながら、発泡スチロールで作った銃を持って戦闘ごっこをしていた. その背後に、黒い煙が立ち上っていた. ゴルフ用品 シリア側の検問所バブ・サラームのあたりだ. 2日前に反体制派が掌握した後も、政権側との攻防が続いているとみられる.